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雨量観測局
降雨時の雨量を計測します。計測データは通信でサーバに送られ、集計されます。県や国の機関は「時間雨量」「24時間雨量」などのデータをWebページで公開しており、誰でも見る事ができます。
道路カメラ
道路上を撮影し、監視局にリアルタイム映像を送っています。映像は交通取締用ではなく、道路の異常や事故、落下物などの状況を把握し、対処を素早くするためなどに使われます。
放流警報局
大きな川は上流にダムがあり、水の流れる量をつねに調節しています。ダムに水がたまりすぎると水を流します(放流)が、このとき、人が河原にいると流される危険があるので、放流前に川沿いに立てたスピーカやサイレンで知らせます。
水位観測局
川の水位を測り、サーバに送信します。水位データは増水による水害発生の予想や、災害発生時の情報収集および対策の検討などに役立てられます。主な川の水位はWebページでリアルタイムデータが一般公開されています。
海岸カメラ
海岸を撮影し、監視局に映像を送っています。波浪・暴風など海の状況に警戒が必要なとき、映像で状況を確認できるようになっています。一部のカメラ映像はWebサイトで一般公開されています。
河川カメラ
川面、堤防、橋などを撮影し、監視局にリアルタイム映像を送っています。雨量や水位観測データと合わせて、水害予想や、発災時の情報収集に使われます。一部のカメラ映像はWebサイトで一般公開されています。
監視局
カメラや雨量、水位などのデータを受け取り、災害に備えてつねに監視やデータ分析をおこなっています。具体的には国土交通省の河川・国道事務所、自治体の土木センターなどになります。
スピーカー
よく公園などにある、夕方に音楽を流すスピーカーは、防災設備の一部です。地震など災害のとき、避難指示や誘導の放送を役所から無線で受けて、地域に流します。
無線中継局
雨量や水位の観測データは無線通信で送られることがあります。無線の電波が直接届かないような山奥からの通信は、中継局でいったん受けて、監視局へ送られます。
多重無線
災害時などに用いられる専用の通信網です。
人工衛星
地上無線は電波の性質上使える距離に限界があり、有線通信は地震などでルートが切れると使えなくなるという弱点があります。人工衛星通信はこうした弱点が少なく、災害時に備えて自治体などが装備しています。
道路情報板
走行中の車に向けて、さまざまな道路情報を電光文字で知らせます。通行止めや、気象による事故への警告(横風注意、雪でのスリップ注意)など…