社内で運用しているファイルサーバーは非常に重要で、これがなくなってしまうと多くの業務に支障をきたす恐れがあります。RAIDを組んでハードディスクが故障した際にデータを守る設定をすることはもちろんですが、昨今は激甚災害で洪水や土砂崩れなどでファイルサーバーごと消失してしまうリスクも考える必要があります。富山県はそのような災害には縁遠いようにも感じられますが、どの都道府県で起こっても不思議ではありません。防災の観点から弊社では以下のような取り組みを行っております。
オフラインでのミラーリング
同一の社屋内の別エリアにバックアップ用のNASを設置し、メインのNASのデータを定期的にバックアップしております。設置場所を変えることで、社屋が部分的に被災した場合に片方が被災していなければデータを安全に復旧できるので、このようなバックアップ体制を敷いています。
クラウドへのバックアップ
更にクラウド環境にもバックアップを取ることで、社屋が全壊したとしてもデータの消滅を防ぐことができます。クラウドには信頼性の高いGoogle Cloud Platformを採用しています。現在はデータのバックアップだけで利用しておりますが、今後システム開発でこのサービスを更に有効活用していこうと考えております。
理想は3重のバックアップ
理想は社屋内、クラウドに加えて別社屋でのバックアップ体制を取ることです。弊社の場合はVPNで別の場所から社内に接続することができるので、別社屋でのバックアップ構築も簡単にできますが、現時点ではそこまで行っておりません。現在利用していないNASを再利用して3重バックアップの体制を構築したいと考えております。