Windows10でWi-Fi単位のIPアドレス固定化

Windows10ではWi-Fi単位でIPアドレスを固定することができるとのことで、社内Wi-FiのIPを固定にしてみました。

設定→ネットワークとインターネット→プロパティ→IP割り当て編集

自動(DHCP)から手動に変更してIPv4をオン。

固定IPを設定。サブネットは255.255.255.0と記載するのではなく、桁数(24など)を設定するようですね。

これで難なく設定が完了!インターネットも問題なく繋がりました。

会社以外のWi-Fiに接続できない。。

が、しかし。。会社を出て別のWi-Fiに接続しようとすると、いつもより接続に時間がかかり、Wi-Fiの電波マークは表示されるけど、インターネットに繋がらない。おかしいと思ってWi-Fiの切断・接続を繰り返しても改善しませんでした。テザリングした場合も同様にダメ。

唯一つながったのはこれまで接続したことのないWi-Fiに接続したときのみでした。

原因はDNS設定でした

コマンドプロンプトを立ち上げ、ipconfig /allを入力したところ、DNSの設定が社内のWi-Fi設定のままになっているのが原因だと思われました。Windows10ではWi-Fiごとに固定IPを振る設定ができるとのことで設定をしたのですが、DNSの設定がうまく機能していないようで、他のWi-Fiで設定したDNS情報を引きずってしまうバグがあるものと考えられます。

原因がわかったのでWi-FiのDNS情報を手動に切り替え、適切なDNSに書き換えれば、インターネットに接続はできました。

が、、これをすべてのWi-Fiに対して行っていくのは非常に面倒。。。

なんとか根本解決できないかと思い、社内Wi-Fiの情報と社外のWi-Fiの情報を一旦消してみましたが、それでもどこからか過去のDNS情報を引っ張ってきて、社内のDNS情報がセットされてしまいます。

当然ですが、Wi-Fiの有効・無効の切り替え、機内モード、パソコン再起動は全く効果ありませんでした。

これまで接続したことのないWi-Fiであれば接続できたのだからと、Wi-FiのSSIDを変更して新しいWi-Fiとして認識させようとしましたが、マックアドレスでも覚えこんでいるのか、一度接続したことのある端末はまた社内のDNSが設定されるという怪現象にみまわれました。

解決手段は「ドライバーを元に戻す」

しかたないのでドライバーの再インストールをしようとデバイスマネージャーを開いたところ、「ドライバーを元に戻す」ボタンが押せることに気づいたので、ダメ元で「ドライバーを元に戻す」を押してみました。

検索ウィンドウ→デバイスマネージャー→ネットワークアダプター→該当の無線デバイス

プロパティ→ドライバータブ→ドライバーを元に戻す

この程度じゃダメだろうと思っていましたが、なんと直ってしまいました!事前に念には念を入れてWi-Fi情報はすべて削除しておきましたが、それで直らないことは確認済みだったので、「ドライバーを元に戻す」が効いたものと考えられます。

こんなことで小一時間費やすはめになったので、どうせだから備忘録的にしてみました。

なにかのお役にたてたら幸いです。