破棄するパソコンの中に残されたデータ

パソコン購入から5年以上経過している端末が多くなってきたため、新しいパソコンに随時リプレイスしています。問題は古い端末に残されたデータです。弊社はファイルサーバーに保管する運用のため、基本的に端末の中には多くの情報はないのですが、デスクトップやマイドキュメント等に残されたデータに何があるかもわからないので、そのまま破棄するのは危険があります。またパソコンを初期化したからといって完全に消えるわけではありません。専用のソフトを使えば復元することもできると言われています。

弊社ではデータの完全消去を行ないます

弊社では端末を破棄する前にツールを使ってパソコン内に残された情報を完全消去しております。一般的にはハードディスク内をゼロで埋め尽くす方法や乱数書き込みする方法などありますが、弊社ではアメリカ国家安全保障局の消去方式でデータ消去を行っています。具体的には乱数で2度書き込みを行ない、その後ゼロで更に上書き1回の計3回の書き込みを行ないます。そこまで必要かどうかは定かではありませんが、国や県のお仕事をさせていただているので機密情報は漏らさないように徹底をしております。

ちなみに上書き回数は最大で35回することも可能です。ですが、そこまで上書きをしてしまうとデータ消去に何十時間とかかってしまうのであまり実用的ではありません。処理にかかる時間は搭載しているハードディスクの容量やCPUなどによって変わってきますが、5,6年前のパソコンですと1時間半~2時間程度で終わります。

データを完全消去すると・・・

データを完全消去すると当然ですがOSもすべて消え失せてしまうので、そのパソコンを再度利用しようと思うとOSのインストールに加えて各周辺パーツのドライバのインストールなども行わなければならなくなるので、初期化とは全く話が別です。完全消去を実行する際は本当に今後そのパソコンを使わないのかをしっかり考えた上で実行してください。もしデータ消去や端末の破棄でお困りでしたらご相談ください。