みなさん、家庭での地震対策は万全であると言えますか?「富山県は地震が少ないから安心だ」と思っている方も多くおられるかもしれませんが、その考えは今すぐに捨ててしまいましょう。日本に住んでいる限り、いつどこで大規模な地震が発生しても全くおかしくないと言えます。

下の図は富山県とその周辺の活断層の位置を表したものです。

 

(画像:公益財団法人とやま国際センターより引用)

 

この図を見て分かる通り、私たちが普段何気なく生活している地面の下には、たくさんの活断層が存在しているのです。そしてこれらの活断層は、いつ大地震を発生させてもおかしくないのです。

家庭での地震対策として、背の高い家具や家電に関しては、突っ張り棒などをして固定しているといった人は多いかもしれません。しかしながら、背の低い家具などは何もしていないという人が多いのではないでしょうか。小さな揺れであれば問題はありませんが、いざ大地震が発生すれば、あなたの部屋にある何もかもがあなたの元に飛んでくると考えておきましょう。ここで大事なのは、大地震が発生した際に家具は「倒れる」のではなく、「飛ぶ」のです。例え小さな家具でも、寝ている時に頭の上に飛んで来たら、とても危険です。

おすすめの対策としては、寝室にはできる限り物を置かないということです。飛んでくるリスクがあるような物を、そもそも置かないということです。もしどうしてもテレビ等を置きたいということであれば、壁に固定するなどしてできる限り「飛ばない」対策をしましょう。現在は様々な防災グッズが作られており、テレビを壁に固定するベルトなども売っています。

(写真:ASCII STARTUPより引用)

家具が「飛ばない」対策はこれまでしてこなかったという方は、これを機会にぜひご自分の家の中を観察してみてはいかがですか。大地震が発生するその時は、一年後かもしれませんし、ひょっとしたら明日かもしれません。