まずはこちらの画像をご覧ください。

(画像:日本気象協会ホームページより引用)

こちらは先週5月9日(月)に発生した地震の震度分布図です。

注目していただきたいのが、震源地が伊勢湾であるということです。

震源地と震度1以上の揺れを観測している地点がかなり離れていますね。

これを異常震域といいます。

 

異常震域が発生するメカニズムは以下のようなものです。

(画像:気象庁ホームページより引用)

日本はいくつものプレートの上に乗っかっていますが、その中でも海洋プレートは地震波が減衰しにくいという特徴を持っています。

このことにより、震源地周辺では有感地震が発生していないのに、遠く離れた地では大きく揺れるという現象が起きます。

そのメカニズム上、異常震域は震源が非常に深い場合に発生します。

先ほど紹介した、先週発生した地震も震源の深さを見てみると、340kmとかなり深いですね。