各地で続々と梅雨入りが発表され、いよいよ本格的な雨のシーズンが始まりますね。それにあたり、みなさんにぜひ知っておいてほしい、避難に関する情報を共有させていただきます。

 

大雨・洪水時等における「避難情報に関するガイドライン」(旧:避難勧告等に関するガイドライン)は、令和3年の災害対策基本法の改正に伴い、大きく変更されました。その概要は、内閣府(防災担当)・消防庁が作成したこちらのポスターをご覧ください。

 

 

(画像:内閣府防災情報のページより引用)

 

重要なのは、このポスターの通り、避難指示が出されるタイミングつまり「警戒レベル4までに避難を完了」させておくということです。警戒レベル5に達する段階では、すでに災害が発生するような状況なので、避難場所に向かうなどの行動がかえって危険なことが考えられます。

 

避難を完了させるというのは、必ずしも地域の指定避難所などに行くことではないということも覚えておいてください。自宅の安全が確実に確保されていて、非常備蓄品等の準備もしっかりしているのであれば、「難を避ける」という意味で自宅にとどまることも“避難”なのです。

 

またこの機会に、自分の住む地域や、自分や家族が通う学校・職場のある地域のハザードマップを確認し、危険な場所や避難場所などの確認をしてみてください。その情報をもとに、災害が発生したときの行動について家族で話し合いができれば良いですね。もし手元にハザードマップがなくても、各自治体のホームページや国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」からも見ることができるので、ぜひご活用ください。