一昨日の午後3時8分ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度6弱を観測する地震が発生しました。また昨日の午前10時31分ごろ、同じ場所を震源とする最大震度5強を観測する地震が発生しました。いずれも同県珠洲市で最大震度が観測されています。

 

 

(左が6月19日(日)、右が6月20日(月)の震度分布図〈日本気象協会HPより引用〉)

 

地震情報を頻繁にチェックされている方はご存じかと思いますが、石川県能登地方では一昨年の12月ごろから、地震活動が非常に活発です。長く続く群発地震(※)の原因の詳細は明らかになっていませんが、地下にある流体が原因ではないかという指摘がされています。

※群発地震とは、“前震・本震・余震の区別がはっきりせず、ある地域に集中的に多数発生するような地震群”〈引用:政府地震調査研究推進本部HP〉のことです。

 

過去をさかのぼってみると、長野県の松代町付近で発生した、「松代群発地震」というものが発生しています。松代群発地震は1965年8月に始まり、その後数年以上にわたり活発な地震活動が続きました。松代群発地震では一連の地震で、震度4を観測する地震が50回、震度5(震度階級改定以前なので、強弱の区別はありません)を観測する地震が9回発生しています。〈参照:松代群発地震50年特設サイト

 

日本にいる限り、いつどこで大規模な地震が発生してもおかしくありません。わたしたち人間が自然の脅威に対してできることはあまり多くはありませんが、家具の固定や災害備蓄品の準備をするなど、できる対策は最大限にしていきましょう!