近年急速に発達しているChatGPTを使って、質問をしたり、文章を作成したりしたことがある人も多いと思います。ただ、もう少し細かい回答が欲しいな、もう少し精密な文章を作ってほしいなと思ったことはありませんか?ChatGPTへの指示次第で、求めていた精密な回答を得られるかもしれません!今日はそのより精密な回答を得る方法について説明します。
今回の例は、会社の事業「電気通信工事」を就活生向けに説明する際の文章を作る場合とします。まずこの例のままChatGPTにメッセージを送ってみます。
文章のみを簡潔に入力した場合
プロンプト:電気通信工事について就活生に分かりやすく説明してください
ChatGPT:もちろんです!電気通信工事は、建物や施設における電気設備や通信設備を設置・修理・保守する仕事です。イメージしやすく言うと、例えば新しいオフィスビルや住宅が建設されるとき、そこには電気や通信の設備が必要ですよね。それを設置するのが電気通信工事の仕事です。
具体的には、配線工事や設備の設置、定期点検や修理などが主な作業内容です。配線工事では、建物内外にケーブルや配管を敷設して電気や通信を伝えるためのインフラを整えます。そして、設備設置では、照明やコンセント、電話やインターネット回線などを建物に取り付けます。また、定期点検や修理では、設備の安全性や信頼性を確保するために必要な作業を行います。
これらの作業を行うには、電気工事士や通信工事士などの国家資格が必要です。これらの資格を持っていると、安全かつ適切な作業ができますし、仕事の幅も広がります。
電気通信工事の仕事は、建設現場やオフィスビル、工場など様々な場所で行われます。現場での作業はチームで行うことが多く、コミュニケーション能力やチームワークも重要なスキルです。
この仕事は、技術力や安全管理の知識が求められますが、やりがいも大きいです。新しい施設が完成したとき、自分の手でその電気や通信設備を整えたという達成感はとても大きいですよ!
文章が多くて、初めての人には大切なポイントが少しわかりづらいです。
深津式プロンプトを使用して入力した場合
次は深津式プロンプトというプロンプトを使用して以下の画像のようにメッセージを送ってみます。この深津式プロンプトは「役割」や「制約条件」を使用することで、何を出力するかを明確にして、ChatGPTの回答をコントロールできるプロンプトです。
プロンプト:あなたは電気、通信工事を就活生にわかりやすく教えているプロ講師です。
#見出し1:電気通信工事とは
#見出し2:電気通信工事の主な作業内容
#見出し3:この仕事をするにあたって必要な資格
#見出し4:まとめ#制約条件
・見出し2では作業内容を箇条書きでまとめる
・見出し3では必要な資格について細かく解説する
・見出し4では見出し1、見出し2、見出し3を元に、就活生に電気通信工事部門への就職を促す文章を作成する
・です・ます調で記載する
・1000文字から1500文字程度の記事にする
・初心者でもわかりやすく丁寧にまとめる
ChatGPT:
電気通信工事とは
文章のみでChatGPTにメッセージを送ったときよりも、明確に電気通信工事について深く知る事ができますね。このプロンプトは非常に汎用性が高く、とても有用的です。ただ、制約条件が詳細すぎても対応できない可能性があります。あくまでもChatGPTは既存のデータに基づいて回答を作成しますので、新しい情報や人間的な思考に基づく回答は出来ない可能性が高いです。
まとめ
ChatGPTに送るメッセージの違いで、回答に歴然の差があります。今回紹介した深津式プロンプトの他にも検索で「ChatGPT プロンプト」や「ChatGPT プロンプトテンプレート」などと検索すると、たくさん記事がヒットすると思うので気になった方はぜひ調べてみてください!プロンプトを組み合わせてオリジナルのプロンプトを作ってみるのも良いかもしれません。ChatGPTについてはほかにも記事を投稿していますのでこちらのリンクからぜひご覧ください♪