今日から7月に入りましたが、関東から西を中心に暑い日々が続いていますね。特に関東内陸地域では、先月末に群馬県伊勢崎市で40度超えの気温が2度も観測されるなど、災害級とも言える暑さとなっています。
気温上昇に伴い電力の需要も上がりますが、今全国的に電力需給がひっ迫していることが言われていますね。東京電力管内では、昨日まで4日間にわたり「電力需給ひっ迫注意報」が発令されていました。みなさん、この注意報はどういった基準で発令されるかご存じですか?似た言葉の「電力需給ひっ迫準備情報」と「電力需給ひっ迫警報」と併せてご紹介します。
◇電力需給ひっ迫準備情報・・・ピーク時の電力需要に対する供給の余力・予備率が5%を下回ると予想される場合に、前々日の午後6時を目処に、経済産業省のホームページなどで注意が呼びかけられます。
◇電力需給ひっ迫注意報・・・ピーク時の電力需要に対する供給の予備率が、前日の段階でも5%を下回ると予想される場合に、午後4時を目処に発令されます。
◇電力需給ひっ迫警報・・・ピーク時の電力需要に対する供給の予備率が、3%を下回ると予想される場合に発令され、一層の節電が呼びかけられます。
(参照:NHK首都圏ナビHP)
また、電力需給のひっ迫はこの夏だけにとどまらず、冬も厳しい見込みとなっています。次の表は、先月7日に政府により開かれた「電力需給に関する検討会合」で示された、2022年度における猛暑・厳寒時の需要に対する予備率を表したものです。
(画像:首相官邸HP「2022年度の電力需給に関する総合対策(案)」より引用)
この見通しによると、7月の東北・東京・中部エリアでは予備率が3.1%と、特に厳しい状況が見込まれています。さらに年が明けた1,2月においては、7つのエリアで予備率3%を確保できず、東京エリアでは予備率がマイナスとなると見込まれています。
節電への積極的な協力が求められますが、命を守るためにエアコンは我慢せず適切に使用しましょう。節電のためだからと、暑い室内でエアコンを付けずにいると、熱中症になる危険性が非常に高まります。使っていない部屋の電気を消したり、省エネ効果の高い家電を使用するなど、節電のためにできることはたくさんあるので、無理のない範囲で取り組みましょう☺
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