みなさんの自宅や職場の建物は、大きな地震が来ても耐えられる構造になっていますか?
そもそも建物を地震に強くすることで、どういったメリットがあるのでしょうか。自分や家族の命を守れたり、大切な建物が倒壊しないだけでなく、以下のようなメリットもあります。
◇消防や救急などの緊急車両の道を確保し、人の命を救える
→建物が倒壊してしまうと、瓦礫が散らばり、場合によっては道路をふさいでしまいます。本来であればその道を通れたはずの緊急車両が通ることができず、道を空けるために瓦礫をどかしたり、別のルートを通ることにして遠回りすることになります。そうすると所要時間が増加してしまい、救えたはずの命が救えなくなってしまう可能性があります。
◇通行人や隣の建物を守り、被害を拡大させない
→自分の建物が倒壊することで、偶然近くを歩いていた通行人を巻き込んで怪我をさせてしまう可能性があります。また、隣に別の建物がある場合には、無傷で済んだはずの建物を、巻き込んで損傷させてしまう可能性もあります。
これらのように、自分の建物を地震に強くすることで、誰かほかの人の命を救うことにもつながるのです。
建物の耐震基準は、「建築基準法」という法律により定められています。自分の家は強い地震に耐えられるのか、それを確かめるためのものとして、専門家による「耐震診断」というものがあります。費用はかかりますが、自治体によっては支援制度などもありますので、ぜひ自分が住む自治体で確認してみてください。
また、自分でできる耐震診断として、国土交通省住宅局が監修してる「誰でもできるわが家の耐震診断」というものがあります。
簡易的なものですが、まずはこちらの診断から始めてみるのも良いかもしれません☺
(記事の参照:日本建築防災協会HP)
→建物内での地震対策について紹介している、こちらの記事も併せて参考にしてみてください♪